アラサー元百貨店マンの思考整備工場

都内大学→新卒百貨店→広告代理店。人生2周目を迎えた名もない人間の物語を書きます。

バチェラー·友永真也批判を考察してみる【バチェラー3】

 バチェラー3、ついに最終回まで見終わりました。

ある意味、衝撃的な結末でしたね...

 

3代目バチェラー・友永真也さんに対して批判が殺到しているようですが、

ぼくは彼の気持ちも理解できてしまうので、そこまで拒否反応はありません。

巷ではたいして珍しくない、男のクズっぷりを、Amazonプライムビデオという大プラットホームでリアルに公開したところに、この件の意味はあると思います。

 

バチェラージャパンの制作陣からすれば、話題を呼ぶ面白い方向に進んでくれて、

「結果オーライ」「ありがとう友永!」という感じでしょう。

炎上も含めて、バチェラーシーズン3はまもなくバチェラー史上最大のヒット作になると思います。

 

ということで!今回は、かつて元カノに「クズ」と言われた私が、バチェラー·友永真也批判に対して考察していこうと思います!!


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結論

 

・バチェラー友永真矢の罪は、「番組の趣旨を無視して、私物化したこと」

・エンタメとしては大成功。

 

 

状況整理

 

バチェラー3の最終盤、なにが起きたのか、簡単に整理します。

 

・20人の女性から始まったバチェラー争奪戦。最後に残ったのは山梨のブドウ農家の娘の岩間恵さん(25歳)と北新地の元ホステスで今は大阪の実家の家業を手伝う水田あゆみさん(30歳)。

 

・バチェラー友永真也の本命は岩間恵さん。初回にファーストインプレッションローズをあげていたことから、おそらく最初からバチェラーの中で、岩間さんの本命の地位は揺らがなかったと考えられる。

 

・しかし、岩間さんはバチェラーとの最後のデートで、「真也さんの事は好きだけれど、恋愛感情なのかは分からない」ということを伝え、バチェラーは実質的に岩間さんに振られる。

 

・水田あゆみさんはバチェラーの岩間さんへの想いを理解した上で、バチェラーのことが好きだと伝える。

 

・最後のローズセレモニーで、バチェラーが選んだのは水田あゆみさん。めでたくカップルとなる。

 

・それから後、スタジオにてバチェラーは「水田あゆみさんと1か月で別れたこと」、「そのあとすぐに岩間めぐみさんと付き合い始めたこと」を発表する。

なお、水田さんとまだ付き合っている最中に岩間さんと連絡を取っていたことが発覚する。

 

 

バチェラー批判の内容

 

 

 

 

marumarumorimori.net

 

 

批判されている点を要約すると、以下に集約されます。

 

・岩間さんへの想いを捨てきれない中、岩間さんに振られると分かると水田さんにローズを渡したこと。

・水田さんと交際中に岩間さんと連絡を取ったこと。

・バチェラー友永真也が、番組の趣旨を無視して、最後にローズを渡した女性(水田さん)と別れ、一度番組内で脱落した女性(岩間さん)と付き合ったこと。

・バチェラー3最終回の公開前に、友永岩間カップルが海外旅行をしているところを視聴者に目撃され、写真を撮られたこと。

 

※その他、大半がレベルが低いただの感情的な批判。

 ・岩間恵の私服がダサい。

・友永の顔がきもい

など。

 

考察

 

 

バチェラー友永真矢の罪は「番組の趣旨を無視して、私物化したこと」

「本命の女性Aは脈がないと分かり、他の自分のことを思ってくれる女性Bの方がいいのかなぁと思い直し、告白する」

「やはりAが忘れられず、Bと付き合っている間にAと連絡を取り、それほど間を空けずに乗り換える」

 

ということ自体は、

一般世間では、たいして珍しいことではありません。世間のあちこちで起きています。

「Aに対する気持ちを隠しながらBと付き合い続けても、誰も幸せにならない。」という根拠を元に、正当化することすら可能だと思います。

 

しかし、非難の対象にはなります。

人によっては、こういう件に対して免疫が全くなく、諸悪の根源だと言わんばかりに感情に任せて非難する方が多くいらっしゃいます。

 

問題なのは、これを「バチェラー」という作品内でして、免疫がない日本全国の方々に見せてしまったことにあります。

「バチェラーが、多くの女性と数々のデートを繰り返し、少しずつふるいにかけられ、最後にローズを渡した女性と結ばれる」という番組だと思って、視聴者は見ていたのに、

バチェラーがそれを無視して自分の気持ちを押し通してしまいました。それによって視聴者は裏切られたような気分になった、のだと思います。

 

エンタメとしては大成功

 

バチェラー シーズン3は想定の斜め上をいく結末となり、結果、恋愛リアリティーショーとして、図らずも「人間のリアル」を描くことに成功しました。

 

ぼく自身、バチェラーが、振られるとわかっていながら岩間さんにローズをあげられなかった気持ちも理解できるし、渡したあとにやっぱり岩間さんが忘れられなかった気持ちも理解できます。まさに、リアルだなと。

(しかし、番組上でそれをしちゃう勇気はぼくには何回生まれ変わっても持てないだろうと確信しています。)

 

まさに、普段テレビやネットで見ることがない他人の「人間のリアル」をAmazonプライムビデオという大プラットフォームで公開するという斬新なことを、

バチェラー制作陣は成功させました。

SNS上のこの盛り上がり様(炎上ともいう...)は、過去2回のバチェラーにはなかったことです。

よって、

SNS上でたまに見る「今までシーズン1、2で作り上げたバチェラー像が壊れて、制作側がかわいそう。」といった制作陣に同情する意見は的外れだと思います。

  

 

もう1回、ラスト2話見たくなってきました。

生きづらい世の中だなぁと感じる今日この頃です。 

 

 以下、過去記事です。

 

achten.hatenadiary.com

 

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