えんとつ町のプペルを観てきました!
そこで僕が思ったのは、
「『えんとつ町のプペル』は総合芸術ならぬ、新時代の総合エンターテインメントだ。」
ということです。
まずは、映画自体の感想です。
映画『えんとつ町のプペル』感想
①勇気がもらえるストーリー
ストーリーはいろんなところで書かれていると思うので、書きません。
絵本を読んだことがあり、おまかな内容を知っている僕が見ても、楽しめるストーリーでした。
多くの人にとっても、キンコン西野さんほど大きくなくても、線路から外れた挑戦をするときがあると思います。
そんなときを思い出して、泣いてしまうお話でした。
②映像が細かくてきれいでかわいい。
STUDIO4℃が制作ということで、新海誠作品とは違う綺麗さがありました。
特にこのシーンは迫力がすごかった。
③えんとつ町は現代社会の縮図
夢を持てば笑われて、声を上げればたたかれる。
そんなえんとつ町はまさに現代社会の縮図でした。
というのも、「夢を語る者」と「それを笑い叩く者」の2者だけではなくて、
劇中ではいろんな段階の人間が描かれていました。そこがなんともリアルだなと。
・ホシを語る者[ブルーノ]
・ホシを信じる(けど声をあげられない)者[ルビッチ・ローラ]
・ホシの存在を知っているが、あえて声を上げない、信じている者を抹殺しようとする人[トシアキ・アントニオ]
・違和感を感じているが半信半疑で動かないの者
・ホシを存在しないと思い込んでいる者
「自分はこのタイプだなぁ」とキャラクターに自分を重ねながら観ることができました。
ぼくの最も印象に残ったキャラクターはなんと、プペルでもなく、ルビッチでもなく、
劇中で、ゴミ人間のプペルが、「ルビッチさんはホシを探している」といった瞬間、
アントニオはプペルのことをめちゃくちゃな勢いでボコボコにするんですが、
それが軽く衝撃的でした。
なにも危害を与えたり、悪いことをしたりしていないのに、
ただ夢を語っただけで殴られるという、
キンコン西野さんが経験したのはまさにこれなんだろうなと思いました。
④「おしまい」の後、自然に拍手が起きた。
これは感想というより、客観的事実なのですが、ほんとに自然に拍手が起きました。
僕が映画館で観た映画の中では、スターウォーズEP9以来、2回目の体験でした。