デジタルポイント景品、採用されすぎでは?
今回は、キャンペーン景品として人気なデジタルポイントについて思っていることを書いていきます。
- 結論
- デジタルポイントとは
- デジタルポイントはキャンペーン景品として大人気
- デジタルポイントのデメリット
- デジタルポイントのキャンペーン景品がより増加している?
- デジタルポイント景品が増加している背景
- デジタルポイントは正しく使えば効果覿面
- ブランドリフト調査を実施をすべし

結論
結論から言うと、
デジタルポイント景品が多用されている現状は、キャンペーンのブランドリフト効果が十分に把握されていないことが原因であり、ブランドリフト調査の一般化が望まれる。
です。
デジタルポイントとは
デジタルポイントとは、PayPayやLINEポイント、dポイント、au PAY、楽天ポイント、Vポイント、QUOカードPayなど、アマゾンギフト券などスマホ決済に活用できるようなポイント全般のことを差します。
また、もらったポイントを好きなポイントに交換できるサービス(えらべるPay、デジコなど)も多く登場しています。
デジタルポイントはキャンペーン景品として大人気
そして、このデジタルポイントはプレゼントキャンペーンの景品としてとても人気があります。
デジタルポイントもとより、金券類がとても人気なんですよね。
消費者にとって金券・デジタルポイントはモノと比べて自分の好きなものに替えられるのでメリットが大きいためです。キャンペーンを実施する企業側としても多くの応募を見込めるため魅力的に映ります。
<デジタルポイントを景品としているキャンペーン>
デジタルポイントのデメリット
しかし、デメリットもあります。
それは商品やブランドに対するエンゲージメントが育ちにくいということです。
キャンペーンの本来の目的は「商品やブランドをキャンペーンきっかけで認知・試用してもらいゆくゆくはファンになってもらう」というところにあるのに、
景品が金券・デジタルポイントのキャンペーンを乱発しすぎると、消費者は金券・デジタルポイント目当てでしか商品を買わずになるため、商品・ブランドのファンになってくれなくなってしまう、ということです。
デジタルポイントのキャンペーン景品がより増加している?
以前から、キャンペーン景品としてのデジタルポイントは多く採用されていましたが、
ここ1~2年でさらに多くなっている気がします。一つの根拠として、デジタルポイント大手のギフティの2024年1ー6月期(中間期)のデジタルポイントの流通総額は前年同期比103.6%増の482億8100万円となったとのことです。
デジタルポイント景品が増加している背景
キャンペーン景品としてデジタルポイントが採用されやすくなっている背景として考えられるのは、消費者がデジタルポイントに慣れてきたということに加えて、
企業や代理店の担当者が、応募数という短期的なKPIしか追わざるを得ない状況
にあるのではないかと思います。
企業や代理店の担当者は会社員ですから、与えられた宣伝費を効率的に分配して目に見える結果を出さなければなりません。
そこで、最も簡単に、手間やコストもそれほどかけずに計測できるのが応募数なのです。だから、応募数が増えやすいデジタルポイントが採用されやすいという事態が起きているのではないかと考えております。
デジタルポイントは正しく使えば効果覿面
もちろん、デジタルポイントがキャンペーン景品として一概に悪いわけではありません。もらう人を選ばない万人受けする景品になるので、例えばこれから認知・試用を獲得・促進していきたい新商品にはぴったりです。
ただ、例えばブランドのエンゲージメントアップを目的とする場合は効果があまりないと言えます。
ブランドリフト調査を実施をすべし
ではどうすればいいのか。応募数だけをKPIにすると、エンゲージメントアップを目的としたキャンペーンでもデジタルポイントを使用せざるを得なくなります。
なので、ブランドリフト調査を実施し、KPIとしてブランドエンゲージメントを取り入れるべきであると考えます。
ただ、調査にもコストがかかります。コスト面が障害になる場合は、キャンペーン参加者にアンケートを取るといった簡単なことからでも始めるべきではないでしょうか。