アラサー元百貨店マンの思考整備工場

都内大学→新卒百貨店→広告代理店。人生2周目を迎えた名もない人間の物語を書きます。

読書メモ①「アウトプット大全」樺沢紫苑

こんにちは!

遅番出勤前に、

駅前のコメダで勉強するのが習慣のエルメロです。

 

今回は、樺沢紫苑さんの「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んだ

感想や気づきをまとめていきたいと思います。

 

 

www.sanctuarybooks.jp

 

 

 

 

概要·あらすじ

 本書は、著者の

「現実はアウトプットでしか変わらない。」

 

という考え方のもと、

 

まず、どのようなアウトプットが効果的かアウトプットの基本法則を説明し、

そして具体的なアウトプット方法を、

 

「話す」「書く」「行動する」の3つの視点に分けて網羅的にまとめ、

最後にアウトプット力を磨くのにおすすめな具体的なトレーニング方法を述べている本となっております。

ここから気になった部分を取り上げて、まとめていきます。

 

現実はアウトプットでしか変わらない

 

 □インプット

脳の中に情報を入れること。入力。

(具体例) 読む、聞く

脳内世界が変わる。

 

□アウトプット

脳内の情報を処理し、外界に出力すること。

(具体例)話す、書く、行動する。

 

月に10冊本を読んでも、1冊もアウトプットしなければ、現実世界は変わらない。

月に3冊読んで、3冊アウトプットした方がより成長できる。

 

――――――――――――――――

確かにこれは共感できますよね。

 

特に、社会人になって企業で働き始めると実感します。企業では外面に現れる行動や結果以外で人を評価しません。  

 

よって、どれだけ頭の中で考えていても、アウトプットして形にしなければいけないと日々感じています。

 

と同時に、今まで自分が受けてきた教育がインプット中心だったのだと改めて気づかされます。

 

練習したアウトプットと言えば、

 

宿題、筆記試験、レポート(卒論含む)、パワポを使ったプレゼンもどき、実技教科の実技試験(体育のマット運動の試験とか、家庭科の千切りテストとか)

 

ぐらいですからね。

これから大学入試改革が始まって、アウトプットが重視される考え方にはなってくるとは思いますが、

少なくとも今までの日本の教育はインプット中心でした。

 

そういった教育を受けて大学を卒業してから、

いきなりアウトプットが求められる社会に放り出され、

僕はとても苦戦しています。

同じことを感じている人も少なくないのではないでしょうか。

 

 

 

 

インプットとアウトプットの黄金比は3:7

 

インプット中心の教育を受けているからか、

 

日本人の学生や社会人のインプットアウトプットの平均比率は7:3

 

ですが、効果的な勉強学び、勉強の比率は逆の3:7

 

アウトプット中心の勉強に切り替えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

相談することでコントロール感が生まれるー「16 相談する」より

 同じストレスを受けていても「コントロールできる」という感覚を持つだけでストレスの影響は消えてなくなる。

 

相談することにより、対処法が示されたり、頭の中が整理され、自分で対処法や方向性が見えてくる。

 

 

 

 

自己成長促すほめ方ー「19 ほめる2」より

 □強化したい「具体的行動」をできるだけほめる。

 ほめられた行動は心理的に強化されて、

もう一度それを繰り返そうという気持ちになる。

 

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大学時代、塾講師のアルバイトをしていたとき、

ぼくは生徒をほめることがとても苦手でした。

現職に就いて、しばらくは人をマネジメントする機会はあまりありませんが、

後輩などほめる機会があれば、ぜひ使っていきたいです。

 

あやまると評価があがるー「22 謝る」より

 

 

謝ることによってその人の評価が上がるということが、ある実験で証明された。

「謝る」と自分の評価が下がるような気がして、素直に謝れない人が多いが謝った方が得。

 

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これはとてもドキッとさせられました。

日々働いていると、

 

「謝った方がいいかな、、謝らないでも大丈夫かな、、」

 

と迷うことにたくさん遭遇します。

こういうときは迷った時点で謝った方がいいのでしょう。

 

 

 

「ワクワクする方」を「5秒」で選ぶー「70 決断する」より

 

 

プロのチェスプレーヤを対象とした研究にて、

盤面を見せて5秒で考えた次の手と、30分かけて考えた手は86%が同じだった。(ファーストチェス理論)

 

つまり、十分な経験がある人が5秒で考えた判断は正しい。

 

□5秒で決断する際のポイント①

 

「ワクワクする方を選ぶ」

→「ワクワクする」ときはドーパミンが出ていて、

脳のパフォーマンスがアップするので、成功する確率が高いから。

 

□5秒で決断する際のポイント②

 

「最初に思いついた方を優先する」

→最初に思いついたアイデアの方が「直感」や「本能」に根ざしているから。

 

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決断に時間をかけすぎてしまう僕にとっては、

とても参考になる考え方です。

 

判断の軸をもって、それを毎回使い、習慣化する。

 

やっていきたいです。

 

 

まとめ 

合計270ページ程度となかなか厚い本ですが、

図やイラストが多用されていて、

とてもサクサクと読み進められました。

 

1回読み終えたら、そのままにしておくのではなく、

辞書的に使い、何度も復習しなおして、本の内容をひとつづつアウトプットし、

身に着けるという利用法がいいのではないかと思います。

 

内容は、

「アウトプットするときのコツ」的なものが多く占めていますが、

最後の章ではアウトプットの練習法などが紹介されています。

 

アウトプットに関するバイブルが1冊ほしいという方におススメです。