期末である2月末、社内で人事異動が発表された。
あれから1年が経った。
社内のことなので、詳しいことは書けないが、
コロナによる業績悪化のため、
社内の組織が大きく変わることになった。
それによって、社内のポストが大きく減ることになった。
自分の所属している部門も人員が減らされ、
この1年間、最もお世話になったであろう先輩も、他の部門に異動することになった。
思い浮かんだ感情は「悔しい」
その先輩には、1年間、優しく、「厳しく」指導していただき、
(あの程度を厳しいと言うなんて、上の世代や、詰め文化がある業界の人に鼻で笑われてしまうかもしれないが、ぼくからすると、そう感じたので、こういう表現をする。)
本当にお世話になった。
本当に悔しい思いをすることもあったけれど、
その悔しさや怒りは先輩に向かうことはなく、すべて自分自身に向かっていた。
他の先輩方から、同情されることもあり、「先輩のこと嫌いでしょ?(笑)」
と言われることもあったが、
ぼくは本当に、そういう感情はなかった。
先輩の異動を聞いたときに、自分の中に染み出てきた感情は「悔しい」だった。
なぜそういう感情が出てきたのか、深堀りすると、、、
なんか臭いと思われるかもしれないけれど、要は
「成長した自分を近くで見てもらえなくて、悔しい。」だ。
こどもっぽく具体化すると、
「ぼくの仕事がこの一年間ボロクソだったのは、ぼくの天性の『対応力の遅さ』のせいで、猛烈に努力して、自分のやり方をつかめば、ぼくだってあなたの期待以上にできる。」
「先輩のぼくに対するイメージが『2020年』のままストップしてしまうのが悔しい。」
こういうことだとわかった。
この悔しさは、部門が違う先輩にまで伝わるような
仕事ぶりをして晴らすしかない。