ゲスの極み乙女。の1曲35分の曲がすごい。
ゲスの極み乙女。の結成10周年を記念したベストアルバム『丸』が5月11日(水)にリリースされた。
25曲を1曲にしてあるのだが、ただ繋げただけではなく、各曲をパーツごとに分解して再構築してあり(「Aメロはこの曲で、Bメロは別の曲で~」とか「メロディーはこの曲なんだけど歌詞は別の曲で~」みたいな)、素晴らしかった。
結成4周年のときから追い続けているから、なんだか感慨深い。
川谷絵音になりたいボーイだった。
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(2017)という好きな映画がある。
あれは、「最後、自分がなりたいものを妥協して、周りに求められる自分になるんだけど、やっぱりさみしい」という話とも取れる。
それでいうと、少し前までの自分は『川谷絵音になりたいボーイ』だった。
騒動後、約1年間の活動休止の後の初めてのライブで、ケロッとして何事もなかったかのように、堂々と自分の音楽をしていた姿は強く印象に残っている。
でも、「いつもこうやってるの?」と言って、寄ってきた女性を何人冷めた目で見ただけでは、川谷絵音にはなれない。
そういうタイミングが来たのだろうと思ったので、「なりたいもの」になろうとしていた時代に書いたこのブログはやめて、新しい場所でまた始めることにする。
別にこれはプラスでもマイナスでもなくて、「前進」だ。
いまでもなりたいもの、カイリュー、アメニモマケズの人、伊野尾慧
そんな中で、26歳くらいの時からなりたいもの3つは今もなりたい。
①カイリュー
理由:優しくて人当たり良くてなおかつ強いから。
②宮沢賢治『雨ニモマケズ』の人
理由:ソウイウモノニワタシハナリタイから。
③伊野尾慧
理由:渋くなれない人にとっての光だから。
またいつかどこかで。