大企業で希望部署に異動するためにしたこと【転職活動日記⑦】
転職活動を3年間休止することにしました。
前回の話はこちらから↓
2社目の面接直前に入った先輩からの一報
3月1日付の異動が発表される、内示の日、
僕はシフトが休日で、転職の面接に向かっていました。
面接がいま始まろうか、というとき、同じ部署の先輩からLINEにて、
僕の希望部署への異動の内示が出たと伝えられました。
希望の部署への異動が叶わなかったら、退職して転職すると決めていましたが、
希望が叶ったので、転職活動は終了します。
当初の目標であった、
1.希望部署への異動の辞令を勝ち取る
2.転職先の内定を得る。
以上の目的のうち、1.を達成しました。
(面接先の企業や、転職エージェントに失礼になるため、面接は最後まで受けて、その後選考を辞退しました。)
勝因おさらい
異動希望を出すタイミングは年に1度設けられているものの、異動希望がほぼ通ることがない私が勤務している会社において、
「希望部署への異動の辞令を勝ち取る」をという目標を達成するために行ったことは5つあります。
①理由を明確にした異動希望を出し、人事面談を希望する。
ぼくが勤務している会社では、年に1度、現在の職場のフィット感や、異動希望の意志を示すキャリアシート的なものが配られます。
それを使って異動希望をすかさず出しました。
その際に、徹底的に行った自己分析をもとに、明確な希望理由を記しました。
②希望部署にいる先輩にアポを取り、話を聞きに行く。
1番効いたのはこれではないかと思います。
同じ店舗の先輩に、僕の希望部署にいる同期の方を紹介してもらい、仕事が休みの日に、仕事内容について話を聞きに行きました。(合計3名ほど)
目的はもちろん、人事面談にて、人事にアピールする材料を作ることです。
「ただなんとなく行きたいと言っているだけではなく、実際に行動してます」
「リアルにどんな仕事をしているのか聞いているので幻滅しませんよー」
ということを主張しました。
特別すごいことをしているわけではないのですが、やっている人はなかなかいないらしく、効果的だったようです。
コストは休日の時間と、お礼のお菓子代くらいなので、とてもコスパがいい作戦だったと思います。
③自己分析をして人事面談の対策を行う。
自己分析を徹底的に行い、なぜその部署に行きたいのかということを突き詰めて考えて、論理構造をガチガチに固めました。
それだけではなく、面談でなにを話すか、セリフベースまで落とし込み、最適な言葉を選んでおき、短い面談時間で最大の効果を出せるように準備しました。
④人事面談の際に、仕事で作った成果物を受け取ってもらう。
希望部署の仕事につながりそうな成果物(SNSマーケティングについてのレポート)があったので、それを持参し、その部署でのポテンシャルをアピールしました。
(実は、そのSNSマーケティングに関する取り組みも、転職や異動を見据えて1年半以上前から自発的に始めました。)
⑤上司や人事に転職すると言う。
自分の信頼できる直属の上司には以前に「希望の部署に行けなかったら転職します。」と伝えていました。
人事面談でも言いたかったのですが、チキってはっきりとは言えませんでした。
しかし、「この会社にこだわらず、転職も視野に入れた上でやりたいことはなにかと考えたときに、この部署に行きたいと思いました。」という言い方で、「転職」という言葉を使うことができました。
希望部署に行きたい人へ
「この部署に行きたい!」
となったときに、何かできることはないだろうかと考えて、これらの作戦を思いつきました。
大企業の総合職には「配属リスク」という言葉があります。
従業員数が数千人を超えるような大企業では、当然部門が多いので、希望の部署に行けることが難しいというのはよくある話です。
今回、僕の作戦が実際に効果的に作用したかどうかはわかりません。
たまたまうまくいっただけかもしれません。
ただ、会社に依存せず、自分でキャリアを作っていくためには、
こういった、会社と交渉するような姿勢が重要になっていくのではないかと思います。
次回、【転職活動日記】を終わらせます。
最終話です。