アラサー元百貨店マンの思考整備工場

都内大学→新卒百貨店→広告代理店。人生2周目を迎えた名もない人間の物語を書きます。

ShouldとMustの間にある仕事をやり続けるためには

今回は、「なぜ同じ給料なのに、より良く働くのか」というテーマで書いていきたいと思います。

結論から言うと、

「モチベーションの源の種類には『待遇(内部/外部)』・『仕事内容』・『善』に加えて『義理(会社・人)』があり、自分がどれで動いているのか自覚することが大切。」

です。

 

「より良く働く」とは

まず、「より良く働く」という言葉が曖昧なので、下記のように定義します。

 

より良く働く=「ShouldとMustの間にある仕事」を進んでやること

 

日本語に直すと、「やったほうがいいんだけど、やらなければいけないわけではない仕事」です。

より良く働くとは結論、こういう仕事を進んでやること、だと思います。

そして会社の中では、一般的にこういう仕事をすることが善とされている、のではないでしょうか。

 

さらに「やったほうがいいんだけど、やらなければいけないわけではない仕事」とはどういう仕事か突き詰めると、

・誰がやるか(Who)

・いつやるか(When)

・どの程度やるか(How)

 

が明示されていない仕事、ということだと思います。

こういう仕事、職場にたくさんありますが、大きく2種類に分けられます。

①主に年次が下の人がやるとされている系の仕事

・会議の日程調整をする。
・会議室を準備する。
・会議の資料を準備する。
・議事録を書く。
・コピー用紙を補充する。
・エレベーターのボタンを押す。
・水を注ぐ。
・メニューを渡す。
・飲み会の幹事をする。

など。

②重要であるが緊急ではない仕事
・始業時間になる前の仕事の準備
・仕事に関する知識を身に着ける勉強
・フィールドワーク的な仕事の勉強
 (小売店勤務であれば休みの日にもほかのお店を見にいくなど)
など。

 

①が苦手だった新入社員時代

ぼくは②は自然とできることが多いものの、①は苦手で、特に社会人になってまもない頃はとても苦手でした。
理由は、

・空気、状況を読むことが苦手。
・「優等生ぶっているように見える」自分が嫌い。
・やった後に間違っていたときが恥ずかしい。

みたいなところでしょうか。今となってはしょうもないと思える理由ですが、
学生から社会人になるとき、ぼくにとっては乗り越えるべき大きなハードルでした。

 

「ShouldとMustの間にある仕事」をやり続けるためには

 

ここからはぼくの意見です。

「ShouldとMustの間にある仕事」をやり続けるためには、
自分がその仕事をするモチベーションを意識することが大切だと思います。

 

「ShouldとMustの間にある仕事」をする理由は人それぞれあります。

例えば、

『善』
・仕事とはそういう仕事をまじめに取り組むものだという考えに従っている。

 

『待遇』(内部・外部)
・やって評価されることで、将来良い待遇を受けたいから。(内部)
・やらないことで評価されず、将来良い待遇を受けられなくなるのが嫌だから。(内部)

・やって評価されることで、社会的なステータスを維持・向上することができるから。(外部)

 

『仕事内容』
・やることにより上司や周りからの信頼を得て、将来的に自分のやりたい仕事ができるポジションに行くため。

 

などです。

さらに、一般的に想像される上記に加え、『義理』があるのではないかと気づきました。

『義理(会社・人)』
・愛着がある会社のために頑張る。(会社)
・自分を引っ張てくれた恩がある特定の社内の人(上司など)のために頑張る。(人)

 

 

ぼくのモチベーションは、この中でいうと、
圧倒的に『仕事内容』と『義理(人)』です。

『待遇』を重視するならそもそも新卒で百貨店を選ぶような就活をしていませんし、
『善』という社会通念もクソくらえというタイプだし、会社に『義理』を感じるような会社内右派でもありません。

自分が仕事をするモチベーションは「やりたいことをすること」ほかなりません。
ただ加えて、自分を希望の部署に引っ張てくれた前職の上長や、採用してくれた現職の上長に対して「期待に応えたい」という思いも、強く存在していた・いることも事実です。

 

「ShouldとMustの間にある仕事」に足が向かなくなったときは、
自分のモチベーションに立ち返り、そのためになら何でもやろうと思い直すことで、これからも頑張ろうと思います。


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