気づけば2020年も残り1週間となった。
その1週間は、百貨店の1年間でもっとも忙しい1週間である。
溜まった所定休日を年内に消化しないといけないせいで、
クリスマスイブの前日である今日も休みにせざるを得なかった。
ザルみたいに荒いぼくの網目が、年末の大量のタスクをカバーができるはずがなく、
予感通り、電話がかかってきた。
関係各所に迷惑をかけたことは確定で、
気分が晴れない鬱な休日を過ごした。
明日は朝からいろいろな人にお叱りを受けるだろう。
思えば今年は、メンタルの状態が良かった日はあまりなかったかもしれない。
学生時代のころ、あんなに前向きだった自分が、なんでこんなネガティブになったのだろう、、と思うこともあった。
しかし、それは誤解だったと気づいた。
ネガティブと前向きは両立する。
「ネガティブ」という言葉は、直訳すると「消極的な」となるが、
そのほかにも、
「否定的な」「後ろ向きの」「負の」「下向きの」など、
マイナス系な姿勢の総称として用いられていることが多い。
だから、「ネガティブな人」と言うと、なにもかも後ろ向きに考えている人と捉えられることが多い。
しかし、この捉え方はあまりにも乱暴である。
前を向きながら、目標を目指して、「自分はまだまだだ」「自分は大したことはない。」「自分は優秀じゃない」
と言いながら、思いながら、悩みながら、
努力をしている人もいる。
この人は、ネガティブでありながら前向きと言える。
今年は、なかなかペダルが踏めず、かみ合わず、空回りして、
メンタルがやられて、7連休の休日も全く休めず、やらなければならないことができず、悪循環に陥った。
やるべきは、起こったことに対して反省をして、改善策を講じて、実行して、ということはわかっているのに、
なるべく仕事のことは考えたくないと、避け続けて、だからなにも変わらず、また失敗した。
「自分は本当はこんなんじゃない」と思いながら、そんなことはカッコ悪いから口でも態度でも言えなくて、自分を刺し続けた。
でも結局、集中すべきは、自分の影響の輪の中のことである。
明日は怒られるだろう。怒られよう。
迷惑をかけただろう。謝ろう。
自分が嫌になるだろう。嫌になろう。
すべて甘んじて受け入れよう。
それをすべて受け入れる気力が、今日になってようやくできた気がする。
『えんとつ町のプペル』を楽しみに頑張る。
まずはクリスマスイブ・クリスマスを生き抜く。
そして26日か27日に映画『えんとつ町のプペル』を観に行く。
今年、キングコングの西野亮廣さんのオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に入会し、制作過程を見てきたので、映画がすごく楽しみである。
これで気力をもらって、、あとは気合で年末まで走る這ってでも進む。
「明日が見えなくても、ゆこう、嵐の海を越えて光の世界へ」