コロナ禍で迎えた26歳の春
東京で緊急事態宣言が発令して、2週間以上経つも一向に収束の気配がない新型コロナウィルス。
百貨店は、各社対応は異なるが、あらかた「全館休業」or「食料品のみ営業」のどちらかだ。
ぼくの部署はいつも通り、オフィスに出勤する。
パソコンのセキュリティの仕様や、書類のデータ化など、
リモートワークできる環境が整っていないからだ。
休みの日は、電車に乗って遊びに行くこともしなくなった。
カフェでモーニングを食べて、読書することが習慣だったのに、
それも申し訳なくなって、買い出しやランニング以外は家にいるようになった。
勉強するために授業がない日でもわざわざ電車に乗って駿台の自習室に通うほど、
家で勉強や作業することが苦手だった僕にとってはなかなかきついものがある。
カフェ・自習室=作業・勉強するところ
家=休むところ
というように、場所を変えることによって脳のスイッチを切り替えていた。
それができないと、なかなか作業・勉強を始めることができなくなくてダラダラしてしまい、自己嫌悪に陥る、というなかなか精神衛生上良くない事態が起きてしまっている。
まずは、少し頑張れば達成できるような小さな目標を立てて、達成を続けて、少しずつこのステイホーム環境に順応していきたいというのが最近の僕のミッションである。
でもまぁ勉強だけだとつまらないので、
「【アベンジャーズ エンドゲーム公開1周年記念】 MCU全23作品全部観るマラソン」
も始めることにした。
人は変われるという事実こそが、人間にとって最大の希望だ
この言葉は、三浦崇宏さんの『言語化力』(2020)という本の中にある言葉だ。
この本は、効果的に言語化する方法や、言葉で人生を変えられるという筆者の情熱が込められている本である。
その「言葉で未来を指し示せ」という章の中に、三浦さんが恋人から言われた言葉として書かれていた。
この言葉は、最初に読んだときはピンと来ていなかったのだが、
前述の「 MCU全23作品全部観るマラソン」の1作目『アイアンマン(2008)』を観てこの言葉の意味がわかった気がした。
アイアンマンことトニー・スタークは、MCUの作品中を通し、少なくとも2回変わっている。
1回目:「死の武器商人」から「世界を救うアイアンマン」に『アイアンマン』(2008)
2回目:利己主義なプレイボーイから自己犠牲を厭わないヒーローへ『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)
1回目の『アイアンマン』でトニーは、父親の巨大軍需企業を経営し、自分の天才的な頭脳で新技術を開発し、世界へ武器を売っていた。
しかしアフガニスタンでテロリストに襲撃され、自社の武器が悪用されていたことを目の当たりにした経験を経て、考え方を改める。
軍需産業から手を引き、アイアンスーツを開発して世界平和のために戦うことを決意する。
このように、ドラマチックな経験を経て価値観が変わり、努力によって人が変わる・成長するという話は、洋の東西を問わず人の心をつかむ。
それはたぶん、「未来へ希望を持ちたい」という本能が人間にあるからだと思う。
たとえ今がダメダメでも、今までどんな悪い人間だったとしても、失敗したとしても、
人は変われる、自分の意志をトリガーにして未来を変えられる。
そのように思いたいという願望が人間にはある。
ぼくも「人は変われる。そして未来を変えられる。」
と信じているし、これからも信じて今日から頑張ろうと思う。