アラサー元百貨店マンの思考整備工場

都内大学→新卒百貨店→広告代理店。人生2周目を迎えた名もない人間の物語を書きます。

『人間失格 太宰治と3人の女たち』は僕の中の小栗旬の代表作になった

 

連休初日の今日、朝9時から

9/13公開の映画人間失格 太宰治と3人の女たち』を見てきました。(1人で)

 

朝映画おすすめですよ~

↓過去の記事です。

 

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 ~『人間失格』の年齢層は高め~

 

土日ですが朝イチの上映だったということで、人の入りは疎らでした。

驚いたのは年齢層。

パッと見た感じですが、ぼくと同年代(20代)はほぼいなくて、多いのは40~60代くらいの男女でした。

 

考えてみれば確かに、太宰治ファンは全年代にいるはずだし、主演の小栗旬はいまや若者だけではなくおじさん、おばさんまで人気がある俳優。

年齢層高めのスクリーンになるはずです。

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人間失格 太宰治と3人の女たち』 ©2019 『人間失格』製作委員会


(引用:蜷川実花が『人間失格』小栗旬×宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみを撮影 - 映画・映像ニュース : CINRA.NET)

 

~感想~

 

 

 賛否両論あると思いますが、

 

いや~、とてもよかった。

 

映画の前半は太宰治(小栗旬)の「書くためなら不倫でもなんでもする」ダメ色男ぶりが舐めるように描かれ、

後半は病に体を蝕まれながら、守るべきもの(妻子)を壊して書きたいものを書くという苦悩や葛藤が描かれていました。

 

 

まずはなんと言っても小栗旬

太宰治作家としてのカリスマ性人間としてのクズさを見事に体現していました。

 

「大丈夫、君はぼくのことが好きだよ。」

 

なんてど甘い言葉を言っても様になるってどういうこと?っていう。

(このセリフ、実際に太宰が言ったみたいですね。) 

 

正妻を持ちながら、外で愛人を作り、子供まで作ってしまうというどうしようもないダメ男なのに、どこか憎めない人間がそこにいました。

 

ラストの、太宰が血を吐きながら「人間失格」を書こうと決意するシーンは心に来るものがあって、かっこよかった。

 

加えて、、

津島美知子(正妻)役の宮沢りえ

太田静子(愛人で弟子)役の沢尻エリカ

山崎富栄(最後の愛人)役の二階堂ふみ

 

この3人の女性にも強くスポットを当てていて、蜷川実花作品ぽいなぁと。

この映画は、太宰治の話だけど、この3人の話でもありました。

 

特に、二階堂ふみの演技がすごかった。

メンヘラという一言では済ますことができない、女性としての強さを併せ持った富栄という女性を見事に表現していました。一番脱いでたし。

二階堂ふみがいるだけで作品に厚みが出るように思います。

好きな女優の一人です。

 

沢尻エリカはめっちゃきれいで、作品に華やかさを加えていました。

宮沢りえの、

「あなたはもっとすごいものが書ける。」

「壊しなさい。そしたらあなたの書きたいものが書けるのでしょう。」

というセリフにはキュンときました(笑)

 

 

~まとめ~

 

人間失格』は僕の中で小栗旬の代表作になりました。

結局、男はみんな、宮沢りえの津島美知子みたいな女性が一番、好きなんだろうね。 

 

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