2019/9/18 追記
髙島屋は中国撤退を取りやめました。
理由は「家主からの支援および上海市長寧区の協力によって、事業採算性が大きく高まるめどが立ったため」としています。
高島屋が中国撤退を取り止め 上海店の営業継続を発表 | WWD JAPAN.com
昨日、研修で都内の和菓子屋さんを回っていたときに、日経電子版の速報から上のニュースが入ってきました。
現在、収益の柱になっているシンガポール店も、黒字化に10年かかったので、
もう少し我慢すると思っていましたが、
最近の米中貿易摩擦の影響による消費の落ち込みを受けて撤退を決断。
これからは消費の拡大を見込める東南アジアに経営資源を集中させていくということ。
このニュースを受けて、翌日(6/26)の株価は上昇。株主も撤退を前向きに受け止めているということか。
<東証>高島屋が大幅反発 中国撤退と自社株買いを好感:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HDG_W9A620C1000000/
このニュースを聞いて思い出したのは
スコットギャロウェイの本、
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
のAmazonの章の中の、
小売業は段階的に進化してきたという話。
簡略化すると、こんな感じだったと思う。
個人店→商店街→百貨店→GMS→ネット通販
これらはいわゆる流行りの移り変わりであって、
(現代の地球にシーラカンスがいるように、それぞれ並存している。)
国の経済の発達段階によって流行る形態が変わってくるのではないかと思いました。
だからこそ、いま東南アジアで高島屋がウケる。
もう中国以上の先進国では百貨店はきつい。
となると、東南アジアの次はアフリカとか?(笑)