アラサー元百貨店マンの思考整備工場

都内大学→新卒百貨店→広告代理店。人生2周目を迎えた名もない人間の物語を書きます。

新卒から4年間働いた百貨店を退職します①【転職する理由編】

突然ですが、新卒から4年4か月働いた会社(大手百貨店)を
退職することになりました。

 

広告業界ベンチャーに転職します。

 

 

 

 ここまでの経緯

ぼくの現状や今までの仕事内容などはこのへんの記事からわかります。

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・2017年4月に現在の会社に新卒入社。中型店の販売部(食料品部門)に配属。

・2年目の時に、就活のときには見つけられなかった自分の人生・キャリアの軸を発見。希望部署に行けなければ転職すると決め、社内ロビー活動と転職活動を同時スタート。

・3年間販売担当をした後、2020年3月に希望していた企画系の部署に異動。(このとき26歳) 
「29歳の誕生日までに力を付けて、この会社を出ていく」と目標を立てる。

・異動してからわずか1年5か月で退職(入社から4年4か月で退職)

 

 

転職を考えたきっかけ・理由

 

きっかけは、ある日

「なんでこんな苦しい思いをしてまで仕事をしているんだろう?」

と純粋な疑問が浮かんできたということです。

 

ぼくの働いている会社では、今年3月に大きな組織改正(アルバイトの雇止め・業務委託の解約)を行い、
彼らがやっていた仕事をすべて社員で行うようにするという、パワープレイに出ました。

職場では、今まで以上に仕事量が増えるとともに、
残業は厳しく制限される(原則禁止)というなかなかハードな状況になりました。

 

「仕事を断る」「仕事を他の人に振る」「早めにスケジュールを確定させて、上司に残業の交渉をする。」など、
仕事量をコントロールすることについて未熟なぼくは、
ただ仕事を「終わらせる」ことに終始せざるを得ない状況に陥りました。

 

毎日精神をすり減らして、「不可ではないが、決して面白くないもの」を量産していて、「このままでいいのか」と自問する日々が続きました。

 

そこで、ぼくは2つの仮説を立てました。

①自分が今の仕事に向いていない説

②今の職場が異常(今の自分にはハード)である説

 

この2つの仮説を検証するために、
転職活動を開始しました。

 
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わかったのは、いまの会社にいる限り答えは出ないということ。

転職活動をしてわかったのは、
「①も②も、他の会社で実際に仕事をしてみないとわからない」ということです。←仮説を立てておいてオイッという感じですが(笑)

1つの会社にいる限り自分の視点は、あくまで点でしかなく、複数の点がなければ線にならない(自分の式がわからない)。

 

そして、さらにわかったことは

今の仕事より、自分の目標に近づける仕事は確実に市場に存在していて、
今の職場より行きたいと思える職場・会社が存在しているということです。

 

自分の人生の軸・目標が発見できたことによって、
軸が定まる前は「会社規模」「社会的評価」「社員の学歴」などの視点で
仕事を探さざるを得なかった自分が、
軸に沿って判断し、「やりたいのはこの仕事だ」「この会社で合ってる」「いま動くべきである」と自分が確信できるようになっていたことに気づきました。

 

 

なぜ転職するのか

 

改めて定義します。

 

より自分が成長できる環境に行くため。

「より自分が成長できる環境」とは、1つ1つの仕事に対して時間や魂を込められる環境。

つまり、20代のときに仕事に打ち込める風土があり、新しいことにチャレンジができる余裕(=利益)がある成長中の会社

 

 それに対して今の環境は、、

少なくとも自分のような要領が悪い若手ににとっては、
1つ1つの仕事に対して時間や魂を込められる環境ではありません。

人件費が非常に厳しく制限され、人は減るのに残業は制限されるので、

1つ1つの仕事を終わらせることしかできないので、
なかなか自分のやりたいことができません。

 

やりたいこと=誰がやってもうまくいく仕組みを作り、世の中の問題を解決すること。

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逆に言えばこの厳しい環境でやっていく中で、
「効率よく仕事を終わらせる能力」は身に付くと思います。

しかし、その間は、自分が身に付けたい企画力・マーケティング力が身になることはないでしょう。

 

また、同じ若手でも、限られた時間で要領よく仕事をこなし、成長していけるようなタイプなら、全く問題ないと思います。

しかし、自分のように地道に失敗を繰り返しながら正解を見つけることしか能がないタイプにとっては、なかなか分が悪い環境であると判断しました。

 

 

 他業界に飛び込める年齢の内に動く

 

現在27歳。2021年のうちに28歳になります。

28歳というと、百貨店業界のような平均年齢がバカ高い会社でもない限り、
「中堅」に差し掛かる年です。

 

未経験の異業界に飛び込む転職を考えるのであれば、
29歳が限度と考えていました。

 

そんな中もらった「行きたい」と思えた会社の内定を、
みすみす逃してはならないと、直感で感じ取りました。

 

 

 以上の理由で、新卒から4年間働いた百貨店を退職し、
転職します。


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人生で初めての意思決定をした6月

とりあえず、毎月投稿が途切れないために近況記録。

 

人生で初めての意思決定をした6月

 

物理的にも精神的にもハードな6月が終わろうとしている。

詳しいことは次の記事で書くが、

人生で初めての捨てることを伴う意思決定をした。

 

まぁ世間ではよくある話だから、そんなにたいしたことではないだろう

と思っていたが、かなりのきつさを体感している。

 

 

サウナの良さに気づいた6月

 

ついにサウナの良さに気づいてしまった。

巷では昨年ごろからサウナブームが来ているのは、流行に疎いさすがのぼくでも知っているが、

熱さが苦手な僕には無縁なことだと思っていた。

 

しかし、通っている温泉施設でサウナに挑戦し続けた結果、

 体がまず水風呂の冷たさに慣れ、それからサウナの熱さにも慣れ、

頭の中がすっきりするいわゆる「ととのう」感覚も体感してしまった。

 

ブラックコーヒーや、苦いビールと同じで、

サウナも最初慣れるまでを乗り越えてしまうと快感だということが分かった。

 

よく頑張った6月。

しかし7月も、精神的に頑張る月だ。

 

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ルーティンをうまく続けられるように改善

 

 

5月振り返り

 

仕事が繁忙期に差し掛かり、日々、奮闘している。

 

今の部署に移り2年目になり、仕事は2周目に入り、

昨年度よりはだいぶ慣れてきた。

しかし、今年は昨年より増して残業制限がかかり、

昨年、月40時間近くあった繁忙月の残業時間を、「0」にすることが求められた。

 

 

ぼくが残業しないように、部内でミーティングが開かれ、

毎日部長に一日の予定を共有すること、抱えている仕事の一部を先輩にやってもらうことなどが決まった。

 

仕事が溜まりに溜まって、残業が基本許されないという環境の中、

「無事仕事をやり通して、着地させることができるのか」というプレッシャーが重くのしかかる。

 

結果、今月は12時間程度の残業で着地しそうである。

40時間近くあった残業時間を12時間まで減らしたのだから、

ファインプレー、成長したと言ってもいいのかもしれない。

 

しかし、かなり先輩方に仕事をカバーしてもらっての数字だし、

仕事のクオリティにも満足していない。

 

 

ルーティンの崩壊

 

プレッシャーを感じ続けていると、 自分を内省する余裕がなくなっていった。

今年の1月から、毎日仕事終わりのカフェや、寝る前、次の日の出勤前のカフェで仕事日記を書くことを日課としているが、

この1か月は退勤後にも仕事に向き合う体力がなくなり、サボるようになってしまった。

 

その代わり、YouTubeや動画アプリを頭に詰め込み、逃げるように、内省する時間を物理的に消していった。

その結果、頭の中がインプット過多になり、メンタルが悪化し、負のスパイラルに陥っていった。

(こうなっていくのは自覚済みなのだが、わかっていても陥ってしまうということに気づいた。)

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これを受けて、これからは、

仕事終わりに日記を書くというルーティンを、

最近読んだ本にあった「ビリーフチェンジ」と組み合わせて、

キツいときでも取り組みやすい形に変えていこうと思う。

 

 

(参考)コア・ビリーフをポジティブに変えていくための方法である「ビリーフチェンジ」

①紙の中央に縦に1本線を引く

②その日の終わりに、1日の出来事を紙の左側に書き出す(細かくなくてOK)

③その中で、自分にとって少しでもネガティブな体験・出来事があれば○をする

④その○をした出来事の右側に、ポジティブなとらえ方を考え書き出す

(『ビジネスパーソンのための折れないメンタルのつくり方』86ページより)

 

 

この一か月は「データが取れて改善に動けた」と思って前向きにとらえようと思う。

(これぞビリーフチェンジ)

 

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今の会社に残る理由

最近考えることがあったので、整理・記録しておく。

 

 

 

現状整理

 

現在の部署に異動した2020年3月までの話は、この記事に記載。

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当初、ぼくは「29歳の誕生日を迎えるまでに転職する」「それまでに企画力・マーケティング力を身に着ける」という目標を立てていた。

 

しかし、異動直後のコロナショックで、社内の状況は大きく変わってしまった。

 

・人件費、業務委託費削減のため、外注してた多くの業務を内製化。
 レジ当番など本来業務以外の業務が増加。

・人件費カットのため、残業をかなり厳しく制限。

 

 

目標を立てたときと大きく状況が変化しているので、
作戦を見直さなければならないと感じた。 

そこで、「今、転職した場合」と「29歳まで待って転職する場合」のメリット、デメリットを整理してみる。

 

 

【今(27歳)、(ベンチャー、異業界・同職種に)転職した場合】

<メリット>

・未経験職種でもギリギリ飛び込める年齢

・(転職先企業にもよるが)異動ガチャから逃れられる。

自分が成長しやすい環境に行ける(可能性)。
 (いまほどの残業制限から逃れ、仕事に打ち込める時間を増やせる。)

 

<デメリット>

・大企業の看板、レールがなくなる→ほぼ抵抗なし。そもそもレールが続いているとは思っていない。

今まで、自分を信じて投資・サポートしてくれた社内の上司・先輩方への申し訳なさ。

 

【29歳まで待って転職する場合】

<メリット>

・進級して年収が450万くらいになっているかもしれない(メリットかどうか疑問)

・社内の上司・先輩が自分に投資した分を成果で返せる?(赤字額が増えている可能性も)

 

<デメリット>

・異動して他の部門(やりたい職種ではない)にいる可能性。

第二新卒という見方は全くされず、未経験職種への転職は難しい年齢。

・成長機会の損失(一生であと3年弱しかない20代)

・慢性的なフラストレーションの増加(メンタルの悪化)

 

 

結局、ぼくが心残りなのは、

先輩に対する申し訳なさ、だけだと気づいた。

 

 

 

自分の現在地(≒市場価値)を知るには

仕事に没頭していると、
自分の目標を忘れてしまったり、
自分には今、数あるビジネススキルの内のどの力が、
どのくらい身に着いているのか
見失ってしまう。

 

ぼくは今、自分はやりたいことをやる前の段階の、
「同時進行で進む多くの仕事を正確に素早くこなしていく力を身に着ける」という場所にいると捉えている。

抱えている仕事が全然終わらず、毎日四苦八苦している。

仕事を素早くこなしていく力がまだ弱すぎるのは間違いない。

 

その上で、2つの説が浮かんでくる。

 

説①今の仕事が向いていない。


今の仕事=専門職(技術職)ではなく、幅広い種類の仕事、同時進行で進めるような事務職。また、感情性を求められない仕事。

 

自分の最大の強みは、弱者に対する肯定力・共感力だと考えている。

塾講師をしているとき、勉強がとんでもなくできない生徒、ついついサボってしまう生徒を本気で、全肯定し、その上で勉強できる仕組みを作って成績を上げていくことが得意だった。

しかし、現在の仕事では生きる場面がほぼない。(将来、部下のマネジメントするようになったときくらいか。)

強みを生かすなら、カウンセラー、教職などの仕事の方がいいに決まっていると自分で思う。

 

また、多くのことを同時にできないタイプだから、

専門職・技術職の方が合っているのかもしれない。

 

 

説②今の職場が実は異常

 

これは他の会社を経験していないので、

なんとも言えないのだが、可能性としてはあり得る話だ。

 

どういうことかというと、

時間あたりに求められる仕事量が他社・他業界と比べて多すぎるかもしれない、ということ。

ここより激務の会社・業界は山ほどあるとは思うが、

残業をゼロにすることがこれだけ求められている会社は少ないとも思う。

 

「残業ゼロベースで、相当な量の仕事を終わらせないといけない異常さ」の存在は

あり得る。

 

残業が月並みに許される 会社(成長産業にある会社など)に行って、
仕事基礎力を早く身に着けながら、自分のやりたい仕事をする、という選択肢もありだ。

 

 

①②の説が正しいのか、社内の先輩に相談でもできればいいのだが、

ぼくの部門にはまず、年齢が近い先輩がいないし、

なにより、会社の正社員の9割以上が他社で働いたことのない生え抜き社員だ。

 

聞かれたら先輩の方が困ってしまうだろう。

 

 

そこで、1年ぶりに職務経歴書を書き直して、

転職エージェントの面談をまた受けることにした。

 

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別にすぐ転職するわけではないけれど、

自分の現在地(目標との距離、進行方向の方位は合っているか)を知るためには、

定期的に、職務経歴書を書き直したり、転職エージェントの面談を受けることが効果的だ。

 

まずは、明日、乗り切ろう。

 

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5時間睡眠を1週間続けたときどうなるのかデータが取れた。

5時間睡眠を1週間続けたときどうなるのかデータが取れた。 

 

絶賛、連勤中である。今日8勤目。

連勤が続けば続くほど、

家に帰ってから疲れてダラダラしてしまい、

ベッドに入るのが遅くなってしまう。

当然睡眠時間が短くなり、

この8日間は6時間未満の睡眠時間だ。

 

そういえば、

6時間睡眠を14日間続けると、

48時間徹夜したのと同程度の認知機能になるらしい。

6時間睡眠の人ほど「体調不良に陥る」納得理由 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

たしかに、今日は二日酔いの状態でずっと仕事をしているみたいだった。

 

明らかに効率が良くない。

 

自分に合った睡眠時間は人それぞれで、

主に遺伝で決まるらしい。

 

ぼくはやはり、ショートスリーパーではないみたいだ。

中学生のときから、平日は6時間弱、休日は7時間以上の睡眠という感じでやってこれたのは、

学校や仕事がある平日が長くても5日連続までだからだったのだろう。

 

8日連続で6時間が未満睡眠(と仕事)が続くと、

体や精神がどうなるのか、今回わかったので、

生かしていこうと思う。

 

 

 

 

仕事で休憩を取らないのは誰の罪か

 

 

仕事で忙しいから休憩に行かない、という罪

今日、仕事の部門内の会議で「休憩を必ず取るように」という強い指示があった。

 

他店で昼休憩を取らないで働いていたことが明るみになった事例があり、

不適切な就労管理として、全社で共有されたようだ。

 

詳しい事情は分からない。しかしおそらく、

仕事が切羽詰まっていて、

「今日は昼飯を食べている場合じゃない!休憩が行かないで頑張って終わらせなければ!」

ということなんだろうと思う。

 

「残業を減らせ」という圧力が強い会社ということもあり、

責任感からそうしたんだろう。

 

休憩時間をフルで使わないで、仕事に戻ることや

コンビニでパンを買って、席に戻って仕事しながら食べること

 

あらかじめ決められた休憩時間を取らずに、働いている(=不払い労働)ということで、
これらはすべて「不適切な就労管理」とされてしまう。

 

 

仕事で休憩を取らないのは誰の罪か

 

ぼくは、「雰囲気」の罪だと思う。

「忙しいときは休憩行けないのはしょうがないよね」

というなんとなくある雰囲気。

 

その上で、この問題を解決するのに必要なことは、

 

①リーダーが一貫した態度を取り続けること

②リーダーが優先順位を明言すること

③メンバーが②を徹底して守ること

 

これだと考える。

②について具体的に説明する。

 

仕事で休憩を取らない人の頭のなかには複数の基準が存在している、


A:仕事を納期に間に合わせること(他者に迷惑をかけないこと)

B:残業を減らすこと

C:コンプライアンスを守ること

 

どれも守らなければならないことだが、

 

問題を解決するためには

CがAやBより常に優先される、という認識をチームで強く共有すべきだ。

それによって、Cを優先させることが善となる雰囲気になり、休憩に無理やりにでも行くようになる。

 

コンプライアンス ガン無視世代にゆとり世代が立ち向かう

コンプライアンスという言葉が浸透したのは2000年ごろからしい。

ぼくが中学生の頃(2000年代中盤)には、すでに学校の社会の教科書に載っていたが、

日本企業にとっては比較的新しい考え方と言える。

 

平均年齢40歳以上のぼくの会社には、

「不払い労働いけないのはわかってるけど、まぁ仕事終わらないんだから仕方ないよね」という感覚の人がまだまだ多いように見える。

仕方ない、そういう感覚で今まで何年も働いてきたのだから。 

 

ぼくも、正直なところ「自分で自分の責任で好きにやっているなら良くない?」と思ってしまう部分はある。

(ぼくみたいな成長が遅い若手は、仕事に少しでも時間をかけて成長したい、でも残業できない、というジレンマがあるから。)

 

ただ、先輩がまったく悪びれることなく他人(ぼく)に強制してきたときは

さすがにドン引いた。

 

そんなおじさん・おばさんたちの圧を押し切って、

コンプライアンス経営をしていくには、やはり

コンプライアンスを守ることを善とする雰囲気」づくりが必要だ。

 

ゆとり世代は肩身がせまいなぁ。